京都市下京区にある美術館「えき」KYOTOでは、2024年5月25日(土)から同年7月7日(日)にかけて、展覧会『生誕150周年記念 菱田春草と画壇の挑戦者たち ―大観、観山、その後の日本画へ』を開催。

菱田春草は明治時代後期に生まれ、36歳という若さでこの世を去った日本画家です。短い生涯のなかで、後世まで残る日本画を多数制作しました。本展覧会では菱田春草を中心に、同時代に活躍した芸術家の作品も展示します。

菱田春草の故郷・長野県にある水野美術館の協力による展示を実施

菱田春草は36年の生涯を通して、常に新しい表現を求めた日本画家でした。本展覧会では菱田春草が特に注力していた「線」や「空気・光」の表現に着目し、その画業を俯瞰できる展示構成になっています。「線」を意識した『月下狐』、「空気・光」にこだわった『月下白鷺』など、さまざまな作品が登場します。

また菱田春草の同時代に活動し、交流もあったとされる横山大観や下村観山による作品も展示予定。いずれも菱田春草の故郷・長野県にある水野美術館の協力による展示で、菱田春草の創作活動を一望することが可能です。

2024年6月8日・9日はギャラリートークを開催!

本展覧会の開催に合わせ、美術館「えき」KYOTOではギャラリートークを開催します。講師は、水野美術館の学芸員である野口春花氏です。およそ30分間かけて、展示室内を巡りながら作品や菱田春草の芸術活動について解説します。

開催日程は、2024年6月8日(土)の14:00からと、2024年6月9日(日)の11:00からの計2回。今回のギャラリートークは、菱田春草に詳しい専門家からの話を生で聞ける貴重な機会です。事前申し込みは不要なので、ぜひお気軽にご参加ください。

展覧会概要

会期:2024年5月25日(土)~2024年7月7日(日)

会場:〒600-8555 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
美術館「えき」KYOTO

開館時間:10:00~19:30
※最終入館は19:00

休館日:無休

入館料:一般1,100円、高・大学生900円、小・中学生700円
※障がい者手帳を提示した方とその同伴者1名まで各200円引き

公式サイト:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/index.html