神奈川県横須賀市にある横須賀美術館では、2024年4月20日(日)から同年6月23日(日)にかけて、企画展『驚異の細密表現展—江戸・明治の工芸から現代アートまで—』を開催。

横浜はかつて陶磁器の一大産地で、明治時代には輸出用の作品が多数制作されました。繊細な彫刻をあしらった「彫刻家具」は、欧米から特に高い評価を受けていたのだとか。本展では江戸・明治に横浜で作られた工芸作品や、自分の表現を追求する現代アーティストの作品を展示します。

日本の伝統と西洋の華やかさが合わさった作品を展示

本会では、江戸時代以降に制作された工芸作品を展示します。展覧会の目玉は、明治前期に初代宮川香山が制作した『高浮彫桜二群鳩花瓶』です。陶磁器を掘り進めて桜の木の周りを鳩が飛び回っている様子を表現した、華やかな花瓶です。細かく見てみると、ゴツゴツとした桜の木の質感や鳩の羽1枚1枚を彫刻で表現しています。

ほかにも1874年に高橋由一が制作した『墨水桜花輝耀の景』や、1993年に木下晋が発表した『鮭』など約100点を展示予定。日本の伝統と西洋の華やかさが合わさり、うっとりと見とれてしまうような作品が多数登場する展覧会です。

日曜日はギャラリートークを実施する週も!作品の鑑賞をより楽しみたいときはぜひ

横須賀美術館では展覧会の開催に合わせ、ボランティアによるギャラリートークを実施します。ギャラリートークでは、展示室内の作品をいくつかピックアップし、それぞれの見どころを解説します。

開催日数は月によって異なっており、5月は1回、6月は4回です。いずれも日曜日の14時からで、当日先着順で受け付けます。作品の鑑賞をより楽しみたいときは、ぜひ参加してみてください。

展覧会概要

会期2024年4月20日(日)~2024年6月23日(日)
会場〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4丁目1番地
横須賀美術館
開館時間10:00~18:00
休館日5月13日(月)、6月3日(月)
入館料一般1,300円、高校生・大学生・65歳以上1,100円、中学生以下無料
※20名以上の来館で団体料金を適用
※横須賀市内在住もしくは在学の高校生は無料
※障がい者手帳等を所有・提示した方と付添人1名まで無料
公式サイトhttps://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2024/20240420-830.html