滋賀県甲賀市にある滋賀県立陶芸の森では、2023年3月11日(土)から同年6月25日(日)にかけて、特別企画展「湯呑茶碗~日本人がこよなく愛したやきもの~」を開催。滋賀県甲賀市は、日本六古窯の一つである信楽焼の産地です。

展覧会では、日本人が古くから親しんできた「湯吞茶碗」に焦点を当てた展示を行います。会期中は、湯吞茶碗に関する様々なイベントを開催予定。春休みやゴールデンウィークのお出かけにもおすすめの展覧会です。

坂口恭逸の湯吞茶碗を各地の銘菓や近江のお茶と一緒に紹介

本展覧会では、焼き物の収集家であった坂口恭逸が集めた湯吞茶碗を展示します。かつて日本では、地元の名勝や旧跡をモチーフにした湯吞茶碗が、旅行のお土産として人気を集めていました。坂口恭逸コレクションのなかにも、大正時代から昭和時代にかけて制作された地域色豊かな湯吞茶碗が含まれています。

今回の特別企画展では、旅の思い出として愛用された湯吞茶碗をピックアップして展示を行います。湯吞茶碗と合わせて、日本各地の銘菓や近江のお茶も紹介。作品を鑑賞しながら、旅行気分を楽しみましょう。

春休み・ゴールデンウィーク向けのイベントを実施

滋賀県立陶芸の森では、特別企画展の開催に合わせて春休み・ゴールデンウィーク向けのイベントを実施しています。ギャラリートークは、4月下旬と5月下旬に合計3回行う予定です。3月下旬から4月上旬の春休み期間中は、正面玄関で近江茶の試飲サービスも展開します。試飲サービスで飲める近江茶の銘柄は、極煎茶比叡と琵琶湖かぶせです。

2023年3月31日(金)から同年4月2日(日)までの期間限定で、信楽焼の窯元めぐりに役立つビデオやスライドショーも上映します。ショップでは、近江茶と滋賀県産の丹波黒豆を使ったお菓子も販売。来場者の旅の思い出に残る様々なイベントを行うのが、本展覧会の見どころの1つです。

展覧会情報

会期2023年3月11日(土)~ 2023年6月25日(日)
会場滋賀県立陶芸の森 陶芸館
〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
開館時間9:30~17:00
※最終入館は16:30まで
休館日毎週月曜日
※月曜日が祝日の場合、翌日を休館日とする
入館料一般550円、高大生410円、中学生以下無料
※20名以上の来館で団体料金を適用
公式サイトhttps://www.sccp.jp/exhibitions/15940/