愛知県長久手市にある名都美術館では、開館35年を記念して2022年10月14日(金)から2022年12月11日(日)までの間、『開館35周年記念 横山大観 —心によりて筆生ず—』を開催します。明治から昭和にかけて日本画家として活躍し、今もなお高い人気を誇る横山大観の作品を一挙に展示。会期中に展示される作品数は、72点です。前期と後期でがらりと展示を変更し、美術館が所蔵している作品だけでなく、関西から関東まで日本各地に散らばる横山大観の優品をまとめて鑑賞できます。
横山大観の活動の様子が伺える様々な作品を展示
日本画家として活動した横山大観は、掛け軸や屏風だけでなく、焼き物にも絵を描いています。本展覧会では、幅広い分野で活躍した横山大観の働きを余すところなく鑑賞できるよう、様々な分野の作品を展示します。作品の制作年代は、明治30年前後の初期のものから昭和30年代の晩年のものまで多岐にわたります。輪郭線をはっきりと描かず、色の濃淡によって絵を描く「朦朧体」が横山大観の特徴。作風がどのように発展していくのか、1点1点味わいながら観てみてください。
前期と後期で大きく展示作品を変更予定
本展覧会は、前期と後期で展示する作品を大きく変更する予定です。これにより、1つの展覧会で多くの横山大観の作品を展示できます。美術館や博物館が所蔵する作品だけでなく、普段はあまりお目にかかれない個人蔵の作品も多数展示します。前期では、約100年ぶりに発見された『白衣観音』を展示。後期では横山大観の作品のなかでも特に有名な『或る日の太平洋』を、習作を含めて3点並べて紹介する予定で、隣り合う作品を見比べなから鑑賞することが可能です。
展覧会概要
会期 | 2022年10月14日(金)~2022年12月11日(日) 前期10月14日(金)~11月13日(日) 後期11月15日(火)~12月11日(日) |
会場 | 名都美術館 〒480-1116 愛知県長久手市杁ケ池301 |
開館時間 | 10:00~17:00 ※入館は16:30まで |
休館日 | 毎週月曜日 |
入館料 | 一般 1,100円、大学・高校生800円、中学生以下無料 ※20名以上の団体利用で2割引 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料、付き添いの方は半額 ※前期を有料で入館した場合は、後期の入館料は400円引 |
公式サイト | http://www.meito.hayatele.co.jp/ |