東京都渋谷区にある山種美術館では、2023年12月2日(土)から2024年2月4日(日)にかけて、展覧会『癒やしの日本美術 ─ほのぼの若冲・なごみの土牛─』を開催。本展の主役は、日本の美術史に名を残す芸術家たちが制作した、ゆるくてかわいい作品です。

展示されるのは、ふわふわの産毛に包まれた動物や、デフォルメされた人物像など、ふっと笑みが浮かびそうになる作品ばかり。癒し効果があり、休日の気分転換に訪れたくなる展覧会です。

眺めるだけで癒される展示作品

本展では、眺めるだけでほんわかと癒された気分になれる作品を多数展示します。椅子の手すりでつかまり立ちをしている赤ちゃんを描いた小出楢重の『子供立像』や、厩舎の隅で丸まっている子牛を描いた山口華楊の『生』、風情ある日本の自然風景を描いた川合玉堂の『山雨一過』など、全60作品が展示予定です。愛らしい作品を眺めているうちに肩の力が抜け、リラックスしたひと時を過ごせるでしょう。

伊藤若冲や長沢芦雪の作品もあり、日本の歴史的な美術品を鑑賞できる

本展では、伊藤若冲や長沢芦雪といった日本の美術史に名を残した芸術家の作品も鑑賞できます。昔の芸術家の作品のなかには現代人の感性にも刺さるかわいらしい作品もあり、本展で展示される伊藤若冲の『伏見人形図』や長沢芦雪の『菊花子犬図』は必見です。

『伏見人形図』では3~3.5頭身のデフォルメした人物、『菊花子犬図』では子犬がじゃれ合っている様子に癒されます。心を和ませながら、日本の歴史的な美術品を鑑賞できるのも本展覧会の魅力です。

展覧会概要

会期:2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)

会場:〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36

山種美術館

開館時間:10:00~17:00

※入館受付は16:30まで

休館日:月曜日、年末年始

※2024年1月8日(月・祝)は開館し、2024年1月9日(火)を休館とする

※年末年始は2023年12月29日(金)~2024年1月2日(火)の間休館

入館料:一般1,400円、大学生・高校生500円、中学生以下無料

※中学生以下は付添人の同伴が必要

※障がい者手帳・被爆者健康手帳を提示した方とその付添人1名までは1,200円

※着物で来館した方は1,200円

公式サイト:https://www.yamatane-museum.jp/exh/2023/healing.html