東京都千代田区にある静嘉堂文庫美術館では、2025年1月25日(土)から同年3月23日(日)にかけて、展覧会『豊原国周生誕190年 歌舞伎を描く ─秘蔵の浮世絵初公開!』を開催。
豊原国周は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。役者絵に定評があり、鮮やかな彩色や、画面いっぱいに役者の顔を描いた「大首絵」が特徴。本展では豊原国周の生誕190年に際し、初期浮世絵から明治までの役者絵を網羅的に展示します。
歌舞伎役者を生き生きと描いた作品が登場
役者絵は、歌舞伎役者を描いた浮世絵です。当時はブロマイドのような役割を担っており、舞台上の姿だけでなく、楽屋や日常の様子も描かれていました。歌舞伎絵は慶長年間(1596~1615)に始まったとされており、それから何百年もの間人々に親しまれてきました。
本展では江戸時代前期に制作された『歌舞伎図屏風』や、人気歌舞伎役者の私生活を描いた『五世尾上菊五郎の大磯禱龍館之図』などが登場予定です。また、「明治の写楽」と呼ばれた豊原国周の『今様俳優写真鑑』など、歌舞伎役者を生き生きと描いた作品が展示されます。
会期中の毎週木曜日はトークフリーデー!話ながら鑑賞したい方は要チェック
本展の会期中の毎週木曜日は、トークフリーデーです。静嘉堂文庫美術館では、普段は静かに鑑賞するようお願いしていますが、トークフリーデーでは作品の感想を話しながら鑑賞できます。語り合いながら鑑賞するのが好きな方や、子ども連れの方は要チェックです。
展覧会概要
会期:2025年1月25日(土)~2025年3月23日(日)
※前期:1月25日(土)~2月24日(月・振休)
※後期:2月26日(水)~3月23日(日)
会場:〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
静嘉堂文庫美術館
開館時間:10:00~17:00
※土曜日は10:00~18:00
※2025年2月19日(水)、3月19日(水)、3月21日(金)は10:00~20:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日、2025年2月2日(日)、2月25日(火)
※2月10日(月)、2月24日(月・振休)は開館
入館料:一般1,500円、大高生1,000円、中学生以下無料
※前後期セット券は2,500円
※障がい者手帳をお持ちの方は700円、同伴者1名は無料