福岡県北九州市門司区にある出光美術館 門司では、2025年1月10日(金)から同年3月23日(日)にかけて、展覧会『琳派のやきもの―響きあう陶画の美』を開催。
琳派とは、桃山時代に興った絵画や工芸の流派です。尾形光琳や俵屋宗達など、日本の文化史に残るさまざまな芸術家が関わっていました。
出光美術館 門司が主に収蔵しているのは、日本・中国・朝鮮など東洋の作品です。本展ではそのなかから琳派にまつわる陶芸作品を厳選し、さまざまな優品を展示します。
尾形光琳や尾形乾山の作品を展示
本展では、尾形光琳や尾形乾山など琳派を代表する人物による作品を展示します。目玉となる展示作品は、尾形乾山が制作した『色絵紅葉文壺』や『色絵芦雁文透彫反鉢』です。制作から数百年経過しても残っている、色鮮やかな彩色に注目です。
展覧会名に「陶画」という言葉が取り入れられている通り、展示室内には工芸作品に描かれている絵と共鳴する絵画作品も登場します。江戸時代のさまざまなジャンルの芸術を一度に楽しめる展覧会です。
併設展示室のコレクションも要確認
出光美術館 門司には展覧会を開催するために使う展示室のほかに、併設展示室も設けられています。併設展示室では、出光興産を設立した出光佐三が集めたコレクションを展示しています。
出光佐三は古唐津や中国陶器を収集したり、陶芸家や画家との親交を深めたりと、芸術に強い関心を持っていました。出光佐三が収集した大皿や掛軸などを広い展示室内でゆっくり鑑賞できるようになっているので、ぜひ合わせて足を運んでみてください。
展覧会概要
会期:2025年1月10日(金)~2025年3月23日(日)
会場:〒801-0853 福岡県北九州市門司区東港町2-3
出光美術館 門司
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
※月曜日が祝日・振替休日の場合は開館
入館料:一般700円、高・大生500円、中学生以下無料
※10名以上の団体での来館で各200円引
※中学生以下の来場には保護者の同伴が必要
※障がい者手帳を持っている方は200円引、その付添人は1名まで無料
公式サイト:https://s-idemitsu-mm.or.jp/