山口県山口市にある山口県立美術館では、2025年9月25日(木)から同年11月24日(月・休)にかけて、特別展「歌川国芳展―奇才絵師の魔力」を開催。歌川国芳は、江戸時代末期に活躍した浮世絵師です。

大胆でインパクトがある構図に定評があり、現在は国内外で高く評価されています。本展は歌川国芳の作品をたくさん展示し、「奇才」と呼ばれた絵師の魅力を心ゆくまで堪能できる展覧会です。

展示作品数は驚きの約400件!猫が描かれた作品も多数登場

本展では、約400件もの作品が展示されます。骸骨の妖怪と対峙する武者を描いた『相馬の古内裏』や、かわいらしい金魚を擬人化したように『きん魚づくし ぼんぼん』が登場します。現代の漫画にも通じる、表情豊かな表現は必見です。

また、歌川国芳は「懐に猫を抱きながら制作をしていた」というエピソードが残るほどの愛猫家だったことにちなみ、『日本駄右ェ門猫之古事』をはじめ猫を描いた作品も展示予定です。

展覧会に関する講演会や人気声優による音声ガイドにも注目

山口県立美術館では、本展の開催に合わせ、展覧会に関する講演会やギャラリートークを実施します。講演会は9月27日(土)と11月1日(土)の2回で、どちらも歌川国芳をテーマにした講演を行います。いずれも時間は14:00~15:30、定員は当日先着順で150名です。

また、音声ガイドでは『鬼滅の刃』で主人公の竈門炭治郎を演じた花江夏樹さんと、『銀魂』のヒロインの神楽を演じた釘宮理恵さんが競演します。抑揚の効いた語りとセリフを聞きながら、楽しく作品を鑑賞できます。

展覧会情報

会期:2025年9月25日(木)~2025年11月24日(月・休)

※前期:9月25日(木)~10月26日(日)

※後期:10月28日(火)~11月24日(月・休)

会場:〒753-0089 山口県山口市亀山町3-1

山口県立美術館

開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)

休館日:毎週月曜日

※10月6日(月)・13日(月)、11月3日(月)・24日(月)は開館

入館料:一般1,600円、シニア(70歳以上の方)・学生1,400円

※20名以上での来館で団体料金を適用

※高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料

※障がい者手帳等を提示した方と、その付添人(1名まで)無料

※コレクション展セット券は一般1,700円・学生1,500円(当日のみ)

公式サイト:https://y-pam.jp/special/kuniyoshi/