北海道札幌市中央区にある北海道立近代美術館では、2025年7月19日(土)から同年9月7日(日)にかけて、特別展「金閣・銀閣 相国寺展 若冲・応挙・芦雪─禅文化の名宝と美」を開催。

京都にある相国寺は、室町幕府の三代将軍である足利義満ゆかりの禅宗寺院です。金閣寺や銀閣寺を含む臨済宗相国寺派の総本山で、貴重な美術品が多数所蔵されています。本展はそんな相国寺の宝物のなかから、茶器・仏画・江戸絵画などの名品を厳選して展示します。

伊藤若冲や円山応挙など国宝・重要文化財を含む約70点を展示

相国寺は足利義満が創建したことから、将軍家との強い繋がりを持ちました。禅宗を牽引するだけでなく、中国の水墨画や茶の湯も導入し、室町文化の成立で大きな役割を担いました。創建から600年以上経過した現在は、各時代の貴重な美術を所蔵する寺院として知られています。

本展では足利将軍家のコレクション「東山御物」のなかから、伊藤若冲の『鹿苑寺大書院障壁画 一之間 葡萄小禽図床貼付』、中国から伝来した『玳玻散花文天目茶碗』、かわいらしい子犬を描いた円山応挙の『豆狗子図』、金閣寺の頂上に飾られていた鳳凰(初代・室町時代)など、国宝・重要文化財を含む約70点を展示します。

展覧会概要

会期:2025年7月19日(土)~2025年9月7日(日)

※前期:7月19日(土)~8月11日(祝・月)

※後期:8月13日(水)~9月7日(日)

会場:〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西17丁目

北海道立近代美術館

開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)

※7月25日(金)は9:30~21:00(入館は20:30まで)

※8月22日(金)・29日(金)、9月5日(金)は9:30~19:30(入館は19:00まで)

休館日:毎週月曜日、7月22日(火)、8月12日(火)

※7月21日(月)、8月11日(月)は開館

入館料:一般1,800円、高大生1,000円、中学生700円

※小学生以下無料(要保護者同伴)

※10名以上での来館で団体料金を適用

※障がい者手帳等をお持ちの方と付添人1名まで無料(受付で手帳等を提示)

※リピーター割引、アートギャラリー北海道との相互割引あり

公式サイト:https://www.tv-hokkaido.co.jp/special/shokoku-ji/